現在Tコードは、MS-Windows, Macintosh, Unixなど様々なOSの上で利用可能です。実際には、使っているOSやアプリケーションによって使い方が違います。
Emacs Lispパッケージtc2を用いることで、Emacs中での日本語入力にTコードが使えるようになります。 tc2は、部首合成・交ぜ書き変換の両方をサポートしており、ユーザのレベルにあわせた交ぜ書き変換辞書が生成できます。
EmacsはUnix, MS-Windows, MS-DOS等で使えるエディタです。
Emacs Lispパッケージtc2とskkinput3を組み合わせることでTコード入力ができるようになります。
漢直Winというソフトウェアを使うことで、Tコード入力ができるようになります。 ただし、インプットメソッドとして作られてはいませんので、アプリケーションによっては入力できない場合があります。
かな漢字変換システムのローマ字かな変換部分をユーザが再定義できる場合、そこにTコードのストローク表を埋め込むことでTコード入力ができます。 通常は例えば「no→の」というような規則が定義されているのですが、これを「no → 耳」という規則にすることでTコード入力ができるようになります。
問題点は、部首合成や交ぜ書き変換が(そのままでは)できないことです。 ただし、工夫によっては部首合成を含めた変換規則を定義することもできるかもしれません。 また、辞書登録をがんばれば、交ぜ書き変換も可能かもしれません。
練習に当たっては、hasida-table を使って一覧表を印刷して参照するとよいでしょう。 hasida-tableは、 藤原さんが作られた、 字ごとのTコードでの打ち方の一覧表を作成するPerlスクリプトです。 このスクリプトを用いれば自分で字を選択してPSファイルの表が作成できます。 PDF形式のサンプルファイルを用意しましたので活用してください。
Tコードの練習のためのソフトウェアがあります。
Cで書かれた練習プログラムです。 Tコードを入力するためのソフトウェアを必要とせず、 単体で練習が可能です。
UNIX 用、 Macintosh用、 DOS (Windows)用(UNIX用のソースコードをWindowsのDOSプロンプトで動作するようにコンパイルしたもの。[スクリーンショット]) があります。
Tコードで普通に入力できるようになるためには練習が必要です。 実際の生活で使い始める前に、十分練習をすることが理想です。 ただ、職業的に使用するのでなければ、ある程度修得したら、 交ぜ書き変換などを用いて、そこそこ入力できるようにはなります。
練習は基本的には練習用ソフトウェアに付属のテキストの順に行えばよいのですが、 ひらがなをだいたい覚えたら、 数字やカタカナなどは後まわしにして、漢字に進んでも構いません。 漢字が簡単に入力できることを早目に体験しておくと、 練習意欲が増すかもしれません。
さて、練習にあたって心がけておくとよい点をあげておきましょう。
有料ですが、増田式と呼ばれる練習方法に基づいた練習用テキストがあります。 Tコード習得のためのヒントが得られるかもしれませんので、 興味があればどうぞ。