JAVAとは簡単に云ってネットワーク用オブジェクト言語とでも云えば
良いでしょうか。いわゆるC++型の書式等で簡単に書くことができ、
アプレットと呼ばれる(C言語等でのライブラリに相当するもの)
クラスファイルでいままで以上にプログラムの分散を行うことができ、
ブラウザーによってはHTML上でさえJAVAスクリプトという形で
表現・実行が可能な言語です。
また、通常はJAVAアプレットはCPU非依存型のコンパイラに
かけられるため、Intel、MIPS、アルファ上等のいずれの環境でも
ブラウザーが対応しているだけで動作可能です。
最近の情報ではインテルCPU向けのJAVAコンパイラ等CPUの
依存性はありますが、高速性を求めたコンパイラも有るそうです。
私が開発及び実験に使用しているのはJDK1.0.2でSum
Microsystems、Inc.より配布されているものを
使用しています。また、最近ではMicrosoft社より販売さ
れているVisual J++を購入し使用していますこれらのツ
ールはJAVAについての洋書を購入すると付属してくるものが多
いです。
確かにJAVAは触れてみることは簡単です。しかしながら
できることは非常に多く、まずJAVAを始める前に
HTMLを理解しておく
オブジェクト指向言語とくにC++
について学んでおく必要が有ります。これなしでは表面だけは利用
できるかもしれませんが、理解することはむつかしいでしょう。
とりあえずHTMLだけでも理解しておけばJAVAスクリプトを
組み込み利用することはできます。それだけでも多彩な表現をするこ
とができます。さらにいまではJAVAアプレットの組み込み等は
HTML編集ソフトを購入すれば簡単におこなえますが、ちょっと
工夫を凝らしてみるのはむつかしいです。
そしてC++言語の基礎だけでも理解しておけば、アプレットの
作成すら自分で行えるようになるでしょう。そうすればさらに複雑
な処理やアニメーション等自在にコントロールできるようになります。
特に、’クラス’についてキチンと学んでおかなければすぐに挫折
してしまいます。
データベース処理においてもJAVAで記述することは可能です。
さらにVRML2.0等でさえも最近ではプラグイン等で利用する
ことができます。こうした数多くのことをこなせるJAVAですが、
どこまで使えるかはあくまでユーザー次第なのです。
ただ、初めの一歩がなかなか踏み出せないということもありますので、
この研究室では主にHTMLよりJAVAスクリプト・アプレットを
利用するという方面で、私の研究・開発等からソースコードの公開等
を行っていきます。
そのため、特にアプレットは’クラス化’によりオブジェクトの再
利用性を重視せず、それ以上に使用しやすさを考慮し、他のクラスを
ロードしないインデペンデントアプレットを作成することを基本とし
ています。
本来ならクラスの再利用や共通コードの作成をした方がよいのです
が、実行までの時間等の処理や、どのクラスファイルが必要かわから
なくなり、簡単に使用できるアプレットになるのを少しでも防ぐため
にこうしました。
まだキーボードにさえなれていない方は、まずいろいろなホームページ
を訪れていろいろなことを体験してきてください。それらのほとんどは
JAVAで行えることなのです。’習うより慣れろ’のことわざ通り、
自分からいろいろやってみなくては何がしたいのかも形にすることが
できないでしょう。そして、’こうした事をやってみたい’となって
から手をつけてみると結構できるものです。