====================================================================== Ring server 収録にあたっての注記 ====================================================================== Subject: [tcode-ml:1724] T-Code for Macintosh and Mac Doggg From: Pochi Norimatsu To: Date: Wed, 05 Jul 2000 07:20:24 +0900 T-Code for MacintoshとMac Dogggの作者の乗松です。ごぶさたしてます。 ftp.s.u-tokyo.ac.jp/tcodeに置いてあるファイルを確認しました。dogggに関しては 「転載禁止」と書いてますが9.0.4E+JLKでも動いたので「転載OK」ってことにしてい いですよね:-) ソースも入ってますし(コンパイルにはTHINK Cが必要ですけど。やっ ぱりCodeWarriorに移植すべきなんでしょうか?) readmeのその行を削除すればいいの かな。このままではringに載せられませんか? > 増原さん (略) ====================================================================== オリジナルの注記 ====================================================================== Doggg for Macintosh Version 1.0b1 Feb. 14 1994 !!!このプログラムはテスト中なので転載禁止です!!! ・Dogggについて Dogggは無連想2ストローク日本語入力法T-Codeの練習プログラムで、 MS-DOS版のDogggを元にMacintosh用に移植したものです。 私はQuadra700 + KT7.1でしか試していません。このシステムでは動 いた、動かなかったとか、バグレポもよろしく。特にKT6.xで動くか どうか知りたいです。 なお、あなたがこのプログラムを使用することによって生じたいかな る利益あるいは損害も作者は保障しません。あなた自身の責任におい て使用してください。 ・ファイル Doggg T-Code練習プログラム tcode.tbl T-Codeストローク表 doggg.text 練習テキスト readme このファイル ・オペレーション Dogggを起動し、Openでdoggg.textを選んでください。練習ウィンド ウが開きますからFontとSizeでウィンドウの大きさを調整してくださ い。9インチモニタの人は縦方向が結構つらいと思います。Osaka-等 幅の12ポイントがおすすめです。一度設定したFont, sizeとウィンド ウの大きさは「初期設定」フォルダまたはシステムフォルダに保存さ れ、次回の起動時に読み込まれます。 LessonメニューのNext, Previous, Selectでテキストを選び、Start で練習開始です。StartのかわりにCommand+Return, Option+Returnで も練習を開始します。Randomはひとつのレッスンの中で行をランダム に選んで表示します。 練習を開始すると入力すべきテキストが表示されます。このテキスト を入力してください。入力時にはカーソルは動きませんし入力した文 字も表示されません。間違いを気にせずにどんどん入力してくださ い。表示されたテキストをすべて入力できたと思ったらReturnを入力 します。するとテキストどおりに入力できた文字は日本語で、間違っ た文字は英字で表示されます。以上をレッスンが終わるまで続けま す。なお、入力時はRomanモードになっている事を確認してくださ い。tcode.tblの1行目に定義されている文字(大文字、小文字は同一 視します)以外が入力されると警告音を出力し、文字は入力されませ ん。 ひとつのレッスンが終わると > [総打鍵成績] 毎打鍵 250.0 ミリ秒、毎分 240.0 打鍵。 > [実打鍵成績] 毎打鍵 250.0 ミリ秒、毎分 240.0 打鍵。 > エラーレート 0.0 %。 と成績が表示されます。入力スピードを上げるよりもエラーレートを 低くするように練習してください。正確に、リズミカルに、を目標に がんばってください。 ・ストロークガイドの見方 T-Codeでは入力に次の40個のキーを使います(qwerty配列。以下同様)。 12345 67890 qwert yuiop asdfg hjkl; zxcvb nm,./ Dogggのウィンドウの上部には、レッスンで使用する文字をどうすれ ば入力できるかを教えてくれるストロークガイドが表示されます。た とえば、レッスン1では「の」「が」「、」という3文字を練習します から、次のように表示されます。 +----------+----------+----------+----------+----------+ |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| +----------+----------+----------+----------+----------+ |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| +----------+----------+----------+----------+----------+ |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐が|‐、の‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| +----------+----------+----------+----------+----------+ |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| |‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐|‐‐‐‐‐| +----------+----------+----------+----------+----------+ ここでこの表示の左には太字で「右→左」と表示され、「右→左」の ラジオボタンがオンになっています。太字の「右→左」の表示はこの レッスンが右手→左手のストロークの練習であることを示します。ラ ジオボタンは「右→右」「右→左」「左→右」「左→左」の4種類の ストロークのうち、どのストロークを表示しているのかを示します。 レッスン1では上の3文字しか出てきませんから、他のボタンをクリッ クしても何も表示されません。 このストロークガイドは-と|で区切られたひとつのブロック内の位置 が第1ストローク(この場合は右手)のキーの位置を表します。「が」 はこのブロックの中の下から2番目、一番右にあります。右手のキー の下から2番目つまりホームポジションの、一番右つまり小指の位置 で、;ですね。 このブロックをひとつのキーと考えてガイド全体を見れば、第2スト ロークのキー位置がわかります。「が」はホームポジションの左から 2番目のキー、つまり第2ストロークは左手ですから左手の薬指という ことになります。第2ストロークのキーはsです。 以上を組み合せると、「が」を入力するためには「;s」と入力すれば よいということです。同様に「の」は「kd」、「、」は「jd」と入力 します。 ・tcode.tbl ストローク表です。Dogggは起動時にtcode.tblを「初期設定」フォル ダ(KT7.1のとき)、システムフォルダ、Dogggのあるフォルダの順にさ がしますから、これらのうちのどこかにこのファイルを置いてくださ い。見つからないときはアボートします。 tcode.tblの最初の行はキーの配置を定義します。デフォルトでは qwertyになっていますから、Dvorakなど他の配列を使用している人は 書きかえてください。 ・doggg.text 練習テキストです。このファイルは %ストローク レッスン番号 テキスト... という記法で練習テキストを書きます。行頭の%から次の%またはファ イルの終わりまでがひとつのレッスンです。 ストロークはLL, LR, RL, RRのどれかで、それぞれ「左→左」「左→ 右」「右→左」「右→右」のストロークの練習をすることを示しま す。これはDogggがテキストを表示するときに、最初にどのストロー クのガイドを表示するのかを決定します。 レッスン番号はそのレッスンの番号で、数字を書きます。特に昇順に なっている必要はありません。同じレッスン番号が複数存在してもか まいませんが、そのときにはLessonメニューのSelectで選べるのは最 初のものだけです。2番目以降のものを選択するにはNextかPrevious を使わなければなりません。 テキストは1行127バイト(実質126バイト、63文字)までの日本語を書 くことができます。空行と行頭の空白は無視されますが、テキストの 中にはストローク表の中にある文字しか書けません。ひとつのレッス ンのテキストは100行までです。 ・その他 ある程度T-Codeで入力できるようになってからは場当たり的に新しい 字を覚えるようにしていました。が、しか〜し、使わない字は忘れて しまう… やっぱり練習はコンスタントに続けた方がいいなと感じま した。そんなわけで自宅で練習できるようにMac用のDogggが欲しかっ たんですが、誰も作ってくれません。 THINK C/Symantec C++を入手したので勉強のつもりでTHINK Class Libraryを使ってDogggを移植しました。Dogggがデカいのはひとえに TCLのせいです:-) 使いもしないルーチンまでリンクしなきゃいけな いんだもんなあ。確かに定型処理は書かなくていいから楽は楽だった けど。でもあのCEditTextの動きはバグじゃないのかな。まあ virtualだしオーバーライドしたからいいか。私が使い方知らないだ けだったりして。 何かありましたらご連絡ください。 乗松 保智/NORIMATSU Pochi pnori@lsi-j.co.jp NCA00124 NIFTY-Serve pcs32519 ASCII-NET