● C言語によるWebBotコンポーネントの作成
C言語によりWebBotを作成するのは、UNIX上でCGIをC言語を使用して作成するのと同様な形で行いますが、ずいぶん簡単になりました。Windows用に生成することを前提にして話を進めますが、基本としてUNIX版も同じです。
C言語で作成するWebBotはWindowsのDLL(Dynamic Link Library)の形で生成される実行プログラムで、CPUのコードに依存しています。コンパイルするときの注意はフラットモデルのDLLということと、#include "webbot.h" とヘッダーをインクルードしておき、コンパイル&リンクすることです。
以下にサンプルコードを掲載します。
#include "stdio.h"
#include "../webbot.h"
void WEBBOT_EXPORT HelloWorld_Expand(
WebBotString* retString,
WebBotDict* botAttributes,
WebBotDict* cgiEnvironment,
WebBotDict* formData,
WebBotFuncs* funcs)
{
funcs->StringAppendTo(retString, "\nHello World");
}
●登録のためには、btl・infファイルを作成する必要があります。これらは以下のようになります。INFファイルは、サーバーへの登録に使用され、btlファイルは初期状態をFrontPageEditorなどで設定するものです。
INFファイルの中では[info]セクションで登録するコンポーネントのリスト及びファイル属性を定義します。そして、それぞれのコンポーネント名のセクションでそのコンポーネントの属性を設定します。
HelloWorld.inf ファイル
[info]
list=HelloWorld
clientarchitectures=All
vendor=SomeoneElse
contact=http://www.
version=0.1
serverbinding=dll
servermodule=HelloWorld.dll
clientbinding=BTL
clientmodule=HelloWorld.btl
[HelloWorld]
name=HelloWorld Component Test 1
description=DLL (C) HelloWorld Test WebBot Component
type=insert
HelloWorld.btl ファイル
<!--
Copyright (c)
File: HelloWorld.btl
DLL Custom WebBot Component
-->
<!--WEBBOT BOT=HelloWorld
PREVIEW="<B>Hello World</B>"
DESCR="The HelloWorld Custom WebBot Component
"Hello World"."
HELP="HelloWorld Custom WebBot Component "
-->