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Version 2.06 ユーザーズガイド

はじめに

J2jは、JPEGファイルのサイズコンバータで、元のファイルよりも小さいファイル（いわゆるサムネイルファイル）を作成するプログラムです。サムネイルのサイズは32x32～200x200ピクセルの間で自由に設定できます。元の画像の縦横比（アスペクト比）を保ったまま変換します。サムネイルを一覧表示するためのHTMLファイルも自動生成できます。J2jはGNU GPLに従って配布される、ソースプログラム付のフリーソフトウェアです。

[J2j-screenshot01.png]

基本操作方法

サムネイルのサイズは、Thumbnail SizeセクションのX及びYで設定します。
Originalセクションで、変換元のファイルを選択します。ディレクトリ内の全てのファイルを選択したいときは、<All>ボタンをクリックします。Originalセクションのドライブ、ディレクトリを変更すると、Thumnailセクションのドライブ、ディレクトリも連動して変化します。連動させたくない場合は、[Option|Auto Dir]メニューを選択して、Auto Dirのチェックをはずして下さい。
Thumbnailセクションのディレクトリは、Originalセクションのディレクトリと同じか、あるいは下位でなければなりません。上位ディレクトリを選択することはできません。
HTMLチェックボックスをチェックすると、サムネイルをWEBブラウザで一覧表示表示するためのHTMLファイルを生成することができます。HTMLファイルはOriginalセクションで選択したディレクトリ内に生成されます。
<Save>ボタンをクリックすると変換を開始します。
変換したファイルのリストや、エラー内容を確認したい場合は、[Display|Log Viewer]メニューを選択して、ログビューワを表示して下さい。

オプション設定

誤って「サムネイルのサムネイル」を作成することのないように、画像のサイズが指定以下のファイルを無視する仕様となっています。画像サイズは、[Option|Ignore Size Setting...]メニューで指定します。現在の指定サイズは、[Option]メニューの[Ignore Size X]及び[Ignore Size Y]に表示されます。例えば、Ignore Size X=640、Ignore Size Y=480のときは、幅が640ピクセルより大きく、かつ、高さが480ピクセルより大きい画像は変換しますが、幅が640ピクセル以下、あるいは、高さが640ピクセル以下の画像は変換しません。
Originalセクションのドライブ、ディレクトリを変更すると、Thumnailセクションのドライブ、ディレクトリも連動して変化します。連動させたくない場合は、[Option|Auto Dir]メニューを選択して、Auto Dirのチェックをはずして下さい。
破損したJPEGファイルを変換しようとしたとき、あるいは、指定サイズ以下のJPEGファイルを変換しようとしたときには警告メッセージを表示します。表示したくない場合は、[Option|Warning]メニューを選択して、Warningのチェックをはずして下さい。

HTML設定

一つのHTMLファイルに全サムネイルを表示するようにするか、あるいは、複数のHTMLファイルに分けて表示するか選択することができます。タイトルを指定したり、画像のファイル名、画像サイズ、ファイルサイズを選択して表示することができます。
[Display|HTML Setting...]メニューを選択するか、または、<HTML>ボタンをクリックして下さい。HTML設定用のダイアログが表示されます。
[Basic]タグのページは、基本的な設定のページです。
一つのHTMLファイルに全サムネイルを表示したい場合はSingle Pageを、複数のHTMLファイルに分けて表示したい場合はMulti Pageをチェックして下さい。
Columnは横の画像数、Rowは縦の画像数です。Single Pageを指定した場合は、Rowは意味を持ちません。
Maintainer NameとMaintainer E-mailは、連絡先を表示したいときに入力して下さい。Maintainer Nameだけ入力することもできます。
HTMLファイルの名前は任意です。Multi Pageの場合、index.html、index2.html、index3.html...のように番号が付きます。
Display in new pageチェックボックスをチェックすると、画像を別のページで表示します。

履歴

Version 2.06 J2j2-6.zip 2006/1/29。Windows XP/Delphi 6でビルド。
Version 2.5 j2j2-5.zip 2004/02/11。Windows 2000/Delphi 6でビルド。
Version 2.04 j2j204.zip。HTML設定フォームのチェックボックスの状態がレジストリに記憶されないバグの修正。非公開バージョン
Version 2.03 j2j203.zip。非公開バージョン。
Version 2.02 j2j202.zip。バグ修正。非公開バージョン。
Version 2.01 j2j201.zip 364,948 Bytes, 1999/10/16 02:01:00。サムネイルをオリジナル画像の下位ディレクトリに出力した場合にHTMLファイルで画像表示が出来ないバグの修正。
Version 2.00 j2j200.zip 318,616 Bytes, 1999/09/25 02:00:00。HTMLファイル生成機能追加。サムネイル出力ディレクトリはオリジナルディレクトリと同じか、あるいは下位ディレクトリに制限した。
Version 1.07 j2j107.zip 273,278 Bytes, 1999/07/03 01:07:00。エラーファイルのみログに出力するようにした。
Version 1.06 j2j106.zip 273,201 Bytes, 1999/06/26 01:06:00。多数のファイルを変換したときに、ログを確認できるようにした。変換時の警告を表示しないことも選択できるようにした。
Version 1.05 j2j105.zip 208,204 Bytes, 1999/06/14 01:05:00。致命的ではないバグ修正。無視すべきサイズの画像を変換しようとしたときに警告ダイアログを表示するようにした（一時的処理）。実行形式ファイルのみ。
Version 1.04 j2j104.zip 208,163 Bytes, 1999/06/12 01:04:00。ReadOnly属性ファイルを読み込めないバグの解消。破損ファイルのエラー処理。実行形式ファイルのみ。
Version 1.03 j2j103.zip 207,356 Bytes, 1999/05/23 01:03:00。拡張子 .jpeg対応。実行形式ファイルのみ。。
Version 1.02 j2j102.zip 265,292 Bytes, 1998/11/04 01:02:00。Version 1.00及び1.01を持っている方がわざわざダウンロードし直すには及ばない軽微なバグ修正。
Version 1.01 j2j101.zip 260KB, 1998/11/03。ドキュメントを同梱し忘れたので追加。
Version 1.00 j2j100.zip(257KB, 1998/11/01)