Lookup 1.4.x

Lookup は、Emacs 上で動作する辞書検索インターフェイスです。現在、公式には安定バージョンとして Lookup 1.3 がリリースされています。

しかし、Lookup の公式サイトは更新が止まってしまっており、開発中のバージョンである Lookup 1.9x も動作環境が限られています。さらに、安定版の Lookup 1.3 では、開発中の eblook との整合性が保てないという状態になりつつあります。

そこで、電子辞書オープンラボの参加者により、Lookup 1.3 をベースに拡張を施した Lookup 1.4.x の開発が少しずつ進められています。現時点では、eblook-1.6 を使用して、ndeb エージェントで EB/EPWING 辞書の画像をインライン表示できるようになっています。


入手方法

リリース版

最新の Lookup 1.4.x のコードは、電子辞書オープンラボの CVS リポジトリから取得できます。

$ cvs -d :pserver:guest@openlab.ring.gr.jp:/circus/cvsroot login
CVS password: guest
$ cvs -d :pserver:guest@openlab.ring.gr.jp:/circus/cvsroot co edict-devel/lookup-1
$ cvs -d :pserver:guest@openlab.ring.gr.jp:/circus/cvsroot logout

画像のインライン表示

EB/EPWING 辞書の画像を表示するには、次の条件を満たす必要があります。

  1. XBM/BMP/TIFF/JPEG 画像のインライン表示に対応した Emacs を使用する。Emacs が対応していない形式の画像は表示されません。

    ただし、画像の表示に対応していない Emacs でも、bitmap-mule がインストールされていれば、モノクロ画像に限ってインライン表示が可能になります。

  2. ndeb エージェント経由で辞書にアクセスする。

  3. 画像タグの出力に対応した eblook のバイナリ (eblook-1.6) を使用する。eblook-1.5.x 以前では、画像の表示はできません。

    $ cvs -d :pserver:guest@openlab.ring.gr.jp:/circus/cvsroot login
    CVS password: guest
    $ cvs -d :pserver:guest@openlab.ring.gr.jp:/circus/cvsroot co edict-devel/eblook

    Win32 環境の場合は、eblook-win32 のページから eblook-1.6 のバイナリを入手することもできます。

外部プロセスによる画像の表示

主に画像の表示に対応していない Emacs のために、外部プロセスを使用して画像を表示する試みも行われています。

この機能を利用する場合の設定方法については、ndeb-binary のカスタマイズ バッファ (M-x cutomize-group <RET> ndeb-binary <RET>) を参照してください。

既知の問題

不具合報告やご要望などは、edict メーリングリストまでお寄せください。その際、お使いの Lookup の入手元 (このページのリリース版か、CVS main trunk か、CVS ブランチか、など) を明記してください。


電子辞書オープンラボ

$Id: index.html.ja,v 1.9 2007/01/30 04:38:31 kazuhiko Exp $

Satomi I. <satomi at ring.gr.jp>